春 蘭 の 里とは
きっとみつかるはず・・・あなたの探しもの
グリ−ン ストック 水と緑を後世に引き継ごう!
1 発足の経緯
ここ、能登半島の先っぽに程近い石川県能都町の宮地、鮭尾集落は、「あと10年経てば農家が半減するのではないか」という、深刻な過疎化問題をかかえていました。
そんな中、山菜、きのこ採りが楽しめる山々に囲まれ集落のまん中には川が流れる、私達が当り前のように共生し恩恵をうけてきた自然環境の価値に気がついたのです。
山にひっそりと自生する春蘭 。
この「春蘭」を軸として、「グリーンストック 水と緑を後世に引き継ごう」をテーマに、恵まれた自然を最大限に活用した村づくり、村おこし活動を目的として、平成8年9月、異業種の面々7名で「春蘭の里実行委員会」を結成しました。
2 活動の目的
水と緑を構成に引き継ごうをテーマに次の各項を目的として活動しています
(1) 地域(集落)の活性化を図る
地域の交流人口が増えることによる地域の活性化と、春蘭の里の活動により高齢者の生きがいづくりの促進を図ること。
(2) 故郷、自然を愛し利己主義から脱皮する
故郷のすばらしさを再認識すること。
また、農村の生活を体験することで、一人一人、人として忘れている何かに気づいていただくために、都会育ちで故郷のない方々に故郷を感じていただける環境を提供すること。
(3) 若者、高齢者で誇り高い故郷をつくる
「春蘭の里実行委員会」を柱に世代を超えた地域活動を促進し、住民一人一人が誇りに思える故郷をつくること。
3 町おこしの柱となる地域の財産と活用方法
(1) 春蘭、山野草
@自生している春蘭をハウスで1年(12ヶ月)をとおして栽培、増殖し、山に植栽しています。
A春蘭の保護、育成しています。
B鉢植えを配布(会員に年に1回配布)しています。
C全国の春蘭、山野草の愛好者(会員等)へPR活動を行っています。
D春蘭、山野草の活用方法を開発(現在、春蘭酒をつくり民宿の食前酒として利用)します。
(2) 歴史、伝説
地域の歴史、伝説を未来を担う子供たちに語り継げるよう、鮭尾、宮地の旧跡、名所、滝をめぐる散策コースの設定します。
(3) 教育
@都市の若者と農村地域の高齢者の交流を図ります。
A自然、農村体験の学習の場を提供します。
B川向文庫の整備(川向氏が残した書籍を活用した森林浴ができる図書室の整備)を構想中です。
(4) 宿泊施設(農家改築民宿)の環境
「くつろぎ」 自然の魅力と、農村住宅を改築した「農家民宿」。
「みる・ふれる」 春蘭、山野草が自生する山々の散策
「食す」 幻のメニュー(ふんだんに自然を味わえる夢の御膳と自然酒)
(5) 奥能登地域の各観光施設との連携と春蘭の里特産品の開発を促進します。